曹洞宗(そうとうしゅう)について
今から約800年前の鎌倉時代、道元禅師(どうげんぜんじ)が正伝の仏法を中国から伝え、瑩山禅師(けいざんぜんじ)が全国に広められ、曹洞宗の礎を築かれました。このお2人を両祖と申し上げ、ご本尊であるお釈迦さま(南無釈迦牟尼仏 なむしゃかむにぶつ)とともに一仏両祖(いちぶつりょうそ)として仰ぎます。
大本山について
大本山永平寺(えいへいじ)は、高祖道元禅師(こうそどうげんぜんじ)が寛永元年(1243年)に、福井県に傘末峰(さんしょうほう)大仏寺をお開きになられ、その後、現在の吉祥山永平寺(きちじょうざんえいへいじ)と改められました。お釈迦さまから正しく伝えられた仏道修行の根本道場であるという高い理想を求められました。
大本山總持寺(そうじじ)は、太祖瑩山禅師(たいそけいざんぜんじ)が元享元年(1321年)に石川県にあった諸嶽寺(もろおかじ)を、諸嶽山總持寺(しょがくざんそうじじ)と改められたことに始まり、その後、神奈川県横浜市に移転し、現在に至ります。道元禅師さまの意思を受け継ぎ、開かれた道場として、曹洞宗を広められました。