ON SALE:【商店建築2022年6月号】掲載されました
過日、かの有名な建築デザインの全国誌『商店建築』様に当寺の掲載が決定し、本日5月27日に発売されます。
祈りの情景という特集の中で、『立体的な組み木細工の建具で周囲の景色を本堂に採り入れる』と題され、5ページにわたり掲載されております。
本日、そして、この5月27日という日は、私にとりまして、とても特別な日です。私が18歳の学生時代、先代住職が目を落とし、早いもので25年の月日が流れようとしております。先代住職の妻(私の母)は、私が高校、大学を卒業し、その後、曹洞宗ご本山での修行を終え、お寺に戻り住職になるまでの約7年間、この保壽寺を護り続けてきました。
齢80歳になろうとしている今でもなお、一日も欠かすことなく、これまで温かくお支え頂いて参りましたお檀家の皆さまをはじめ、たくさんの人々への感謝の言葉を発する日々でございます。
そのような母が、この世に生を享けた日が、この5月27日です。本日、素晴らしい贈り物が出来ましたのも、ひとえにお檀家の皆様の深いご理解とご協力、私の難儀な要望や試行錯誤し膨大な時間を要する中でも設計を快くお引き受け頂きました辻村様をはじめ、ご担当の高野様、中村様、東様、そして、関係者の皆々様のおかげでございます。
また、商店建築様におかれましては、このような素晴らしい記事をご掲載頂きましたこと、この場をお借り致しまして、衷心より厚く御礼申し上げます。
最後になりましたが、5月27日は、前述のとおり、母の誕生日でもあり、また、施工をご担当頂きました寺嶋建設様の菊池盛人様の誕生日でもございます。昨年の2021年5月27日、サプライズで用意した誕生日ケーキをお出しするタイミングを模索する中、22時過ぎ、施工途中に照明機器の不具合により、ブレーカーが落ち、真っ暗闇の中、ムーンバランス様の高野様、中村様、三浦組の吉田様と共にケーキのロウソクに火を灯し、皆で食べたあの束の間の笑い合った時間を懐かしくもまた、昨日のことのように思い出します。終始懇切なご応対とご丁寧なる施工ばかりか、さらにこの類まれなるご縁(私ではなく、母ですが 笑)で紡がれた菊池様、原様、施工に携わり頂きました皆々様、本当にありがとうございました。また、現在計画打合せ中の施工も何卒よろしくお願い申し上げます。