TO BLOOM : 保壽寺 ほじゅじ + カフェテラ【CAFE TERA】

TO BLOOM : 保壽寺 ほじゅじ + カフェテラ【CAFE TERA】

私の心の真ん中に、ずっとあるひとつの思い。

それは『オモイ(思い)をカタチ(形)にする』というもの。

人として、大切にしていることであり、我々 僧侶がすべきこと、伝えるべき大切なことだと考えています。

カフェ・テラのコンセプトも同じ。他のどんなことでも、私がこれからどんなことをしていこうとも 何も変わらない、そんな思いの一欠片。

 

そして、カフェ・テラは、全てにおいて、私が知る限りの最高のものをご用意致します。

『特別な空間』で『特別な時間』という『非日常』を、一人でも多くの皆さまに感じて頂きたいからです。

だからこそ、食事にもこだわります。ひとつひとつの所作にもこだわり続けたいと思います。美しくあるために。

 

20年以上住職という立場にいますが、ひとりの人間としても 住職としても 男性としても至りません。まだまだ学ぶことは たくさんあります。

ただこの20余年で、はっきり分かったこともたくさんあります。

素晴らしい建物を建てても、美しい庭園を造っても、心の深いところにまで届きそうなくらい甘い香りに包まれても、そして、忘れられないくらい美味しい食事を振る舞えても『特別』という名の至宝は、創れないということです。

 

この事実を いつも そっと優しく私に教えてくれてきたのは、言うまでもなく、おひとりおひとりのお檀家の皆さまをはじめ、こんな私に関わってくれている『人』たちです。

 

先代である父の命日6月15日に本格的に飲食をはじめました。
まだ1ヶ月も経たないうちに、改めて大切なことを思い出させて頂きました。

 

『最高のもの』たちを用意し、提供するとお約束すると言っているにも関わらず。

そう、やはり 私がいくら努力しても 『特別』という名の至宝は、自分一人では創れないのです。

それは、『特別』は、私やスタッフだけで創るものではなく、『訪れてくれる皆さまのおひとりおひとり』が、最後に創り上げてくれる世界だからです。

 

このお寺は、このカフェ・テラは、『訪れる皆さまが集い、それぞれが考え、創って頂くお寺』であり続けたいと心から思います。

 

私は ただ『ここに』いるだけ。
私が 全て考え、言葉にしたら楽しみも少なくなると思うからです。

みんなで考えるから楽しいし、いいものが創れるし、ずっとずっと飽きずに続けられるものだと思います。

 

これが、私が考える『開かれたお寺』の本当の意味です。

 

昨日は、またひとつ おひとりの温かなお心が、この場所を『特別』な空間にしてくれました。ありがとうございました。

 

檀信徒の皆様、当寺にお越しになられる皆さま、まだまだ至らぬ浅学の身の私ではございますが、今後ともご教導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

≪お願い≫

 
カフェ・テラをご利用の皆さまは、当寺ホームページ『保壽寺カフェ:CAFE TERA』を、お越し頂く前に必ずご一読下さい。ご利用に関しまして、詳細を記載致しております。また、大変恐れ入りますが、内容は随時更新しておりますので、初回ご利用時にご一読頂くばかりでなく、ご予約の折には、再度ご高覧下さいますようお願い申し上げます。



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