NEW YEAR 2024 with PRAY :切なる祈りを込めて

NEW YEAR 2024 with PRAY :切なる祈りを込めて

それぞれが それぞれに 想いを馳せ

それぞれが それぞれに 出来ることをする。

 

誰かと比べたり 何かと比べる必要は 本当は ないけれど

誰かと比べてしまったり 何かと比べることで

自身が『やさしく』なれるのなら 私は 『比べる』ことは 素敵なことだと心から思います。

 

自分の家の窓から見える景色を越えて、車の窓から 電車の窓から 飛行機の窓から 流れゆく世界に目を留めてみる。

 

自分のため 自分の ごくごく近くにいる大切な誰かや 何かのためばかりではなく

そんな世界を ほんの少しだけでも越えて

たとえ 自分とは 少し離れたところにいたり 自分とは 直接的には関係がないかもしれない誰かや何かのために

誰しもが両親から授かった自身が持っている『温もり』で、少しでも 温めてあげて欲しいと心から願う2024年の始まりとなりました。

 

本年は、あえて 新年のご挨拶は控えさせて頂き、また、このような時期での投稿と致しましたことへの深いご理解を賜りたく存じ上げます。

 

昨年以上に、この保壽寺とCAFE TERAが 少しでも 皆さまの心に 何か大切なことを思い出させてくれる場所となれますよう切に願っております。

 

冬の甘い香りは、慈しむことの尊さを そっと私たちに語りかけ、古来より 雪中四花と呼ばれる蠟梅(ロウバイ)の透く花びらを通して その先に微かに映し出される世界が 美しいものであると信じつつ。

 

 

能登半島地震により、犠牲者各位に慎んでお悔やみ申し上げます。また、被害にあわれた皆さま、心よりお見舞い申し上げます。

アフガニスタン、シリア、クルド、イエメン、ミャンマー、ナイジェリア・・・

ウクライナ、ロシア、イスラエル、ガザ・・・

世界一の豊かな土壌が、世界有数の文化が・・・

ここで語れることは ただ ひとつ。

私たちは 今も昔も そして これからも 渓声山色の中で「自然」と「人」と『共に』生きている。

私自身は、『思い』を『かたち』にして、養い続けなくてはいけないということを胸に、禅の教えが 皆様の心の拠り所となり、お寺という存在が、皆さまの本当の「居場所」となれるよう弁道精進致します。



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