HINAMATSURI:お雛さま展

HINAMATSURI:お雛さま展

令和6年2月10日(土)より 3月10日(日)までの 1ヶ月間、『第23回 手作りおひな様展』が開催されました。

「飾り雛」「つりびな」の大先生である当寺のお檀家様であられるU様に、以前 ご寄贈頂きました作品を本堂内に展示致しておりました。

あきう巡りスタンプラリーでの豪華景品にも、当カフェでのご飲食にて ご協力させて頂いております。

 

桃の節句 3月3日は、私にとっては、特別な日です。個人的な理由でございます故、詳細については、こちらでは 控えさせて頂きますが、ひとたび 「桃」と聞いて私が思いつくことのひとつに、「桃紅柳緑(とうこうりゅうりょく」という言葉があります。

そして、脳裏を掠めるのは、メトロポリタン美術館に所蔵されている与謝蕪村氏の作品「柳緑桃紅図」から 心地よく鼓膜を刺激する鳥のさえずり。紅の桃の花と、色鮮やかな柳の緑。さまざまな色彩に満ちた春の美しい景色を形容した表現です。

私たちの先人が、人生の幸福を得られるようにと願いを込めた特別な時間は、こうして 今もなお、やさしく息づいております。ひな祭りに飾られる菱餅は、2年前に竣工した当寺のモチーフであり、建設工事をはじめるにあたり、一番初めに考えた大切な『物語り』です。間もなく 厳しい冬が終わりを告げ、新しい四季が はじまります。

私は、皆さま それぞれが それぞれに描く 美しい心の世界の始まりと終わりは、たとえ 歩く過程は 互いに異なっていても 同じであると信じてます。お寺という存在が、皆さまの歩まれる人生の何か ヒントになってくれればと 切に願いつつ。



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