FIRST TOUCH OF AUTUMN:『そうだ、お寺に いこう』
平安京遷都1200年の節目を前にはじまった『そう京』キャンペーンのキャッチフレーズ
『そうだ、京都、いこう。』
シンプルで美しいと胸を打たれた。そして、その中で特に印象深い言葉がある。
『子どもは ひと夏ごとに、おとなは ひと秋ごとに、なにか大事なものを身につけてゆくように思います』
私は いつの頃から 『秋』は 美しい季節だと心から感じるようになったのだろうか。
花弁を目にすることが少なくなっても、清澄たる空気に佇む木々の葉 それ自体が錦を帯びるということは、春のように あたかも ありとあらゆる木々が花を咲かせているかのように感じた『あの頃』ではないかと、ふと思いを巡らす。
ひと月ほど前のお盆は、今は亡き大切な人を自身の家に迎えるもの。
そして、お彼岸は、この世にいる私たち 家族や縁のある者たちが、深い悲しみの中で別れざろうえなかった大切な誰かに、ご先祖さまの霊に会うためにお寺にお墓にお参りをするもの。
お彼岸は、他の仏教国にはない、日本独自の伝統文化のひとつ。
ただただ美しい季節を愛でるだけに留まらず、私たちの先達は そんな美しさに心を通わせ、さらに美しい彩りと温もりを私たちに遺してくれている。
『そうだ、お寺に いこう』
当寺では、カフェも通常どおり終日 営業致しております。日常とは 少し違うお彼岸という特別な時節。
今年は、ひと足早い秋のはじまりを、『お寺』からはじめてみませんか。
皆さまのご参詣等、心よりお待ち申し上げております。
尚、カフェ営業に関しましては、上記のとおり、基本的には終日営業致しておりますが、不定休と致しております。お寺本来の趣旨や業務に対しまして、深いご理解を賜りますようお願い申し上げます。